2025 年6月18日
【商業科】ビジネス講話(第4回)を実施
商業科2年次生の「マーケティング」・「商品開発と流通」受講者39名が、瞬〆すずきで有名な船橋の漁業者「海光物産株式会社」代表取締役社長 大野和彦 様より船橋の漁業に関するお話を伺いました。
講話のなかで、船橋の漁業の現状やサステナブル(持続可能)を目指した取り組み、船橋市が全国一の漁獲量を誇るスズキやコノシロの可能性など、次の100年を見据えた漁業の在り方を高校生に分かりやすく伝えていただきました。
今回の商品開発のメインに「船橋のコノシロ」を使用したいと考えている生徒にとって、自分たちが扱う食材に対する理解やその背景を知ることのできた貴重な機会となりました。
生徒の感想(一部抜粋)
○船橋で多く獲れると言われていたものまで漁獲量が下がっている現状。だから大野さんは次の世代でも獲れるように抱卵魚をあえて逃がし、将来の子どもたちに受け渡している。
大野さんの話し方、そして取り組まれている内容から、漁業に対しての熱意と愛情が感じられました。はじまりは「親にお願いされて仕方がなく」とおっしゃっていましたが、与えられた仕事に対してこれほどまでに考え実行している大野さんを見ていると、ビジネスにおいて「誰がやるのか」が重要になる理由がわかる気がしました。責任がある。任せられる。大切なことだなと実感しました。
○船橋の歴史や船橋の漁業を知り尽くされていて、お話を聞いていてとても面白かったです。持続可能な漁業についての取り組みをもっと他の人に知ってもらい、広めていきたいです。エシカルのことも考えられていて、自分たちが考えている商品もエシカルを意識しているので、大野様の話を聞いてもっと身近に感じられることができました。大野様がおっしゃっていた江戸前食文化などの船橋の伝統が途切れさせることなく未来に伝承していきたいです。
○コノシロは美味しいのに大人になると小骨が多いせいで安くなってしまいます。このコノシロの良さを日本に知ってもらうために、963と協力をしてこれからの日本にコノシロの美味しさを伝えて行きたいなと思いました。多くの方の力によって今回のプロジェクトが成り立っているんだなと改めて思いました。
○今回のプロジェクトも同じように次世代につなげる子どもたちにコノシロを知ってもらえるいい機会になればいいなと思いました。そのために味や商品名のところまでこだわって100年漁業継続プロジェクトを成功させられるよう頑張ります。今回は素敵な講話をありがとうございました。