お知らせ

松戸徹船橋市長から船橋市内の学校に通う子供たちにむけてのメッセージ

 

松戸徹市長が、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、現在休校している市内の学校に通う子供たち全員へ向けて、メッセージを発信しました。

 

みなさん、こんにちは。船橋市長の松戸徹です。

新年度が始まりました。本来であれば学校生活がスタートし、新たな気持ちで毎日わくわくしながら楽しく過ごしている時期ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、学校の休業が続いています。自宅で長い時間を過ごすことになり、とても残念な気持ちでいることと思います。

 

<「健康そうに見えるけど陽性」の人が確実に存在します>

4月16日、新型コロナウイルス感染症に関する「緊急事態宣言」が日本全体に発令されました。今、人との接触を8割減らすことが求められています。

なぜ外出を自粛しなければいけないのか、危険性が実感できない人も多いのではないかと思います。その理由の一つは、健康そうに見えていても実は新型コロナウイルスに感染している人(サイレントキャリア)が存在しているという科学的なデータが、積極的に示されていないからだと思います。

 

<船橋市が確認したデータでは、約28%がサイレントキャリア>

船橋市が開設している障害者支援施設で、3月28日に新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生し、施設の入所者と職員、その家族を対象にPCR検査を実施しました。PCR検査は、日本では主に発熱などの症状がある人を対象に実施されるため、症状がない人も含めた全員の検査は、数少ない事例です。

その結果、健康上問題なく過ごしていた人の28.1%が陽性となりました。サイレントキャリアについては、海外においても注意すべきこととして発表されています。一定のグループでの検査なので、そのまま社会全体に置き換えることは科学的ではないかもしれませんが、症状がない陽性の人(サイレトキャリア)が高い確率で存在することは否定できません。買い物に行ったり、乗り物に乗ったりすると、たくさんの人と同じ空間にいることになります。そんなとき、健康だと思って過ごしている人の中にも陽性の人が一定数存在していたら・・・その可能性があるということです。

 

<若いみなさんの行動が、大切な家族、友人、社会を守る>

元気な若い世代のみなさんがじっとしていることはとても退屈でつらいことです。でも、健康だと思う人から知らないうちに感染してしまうことや、気付かないまま誰かを感染させてしまう可能性があります。だからこそ今、人との接触を減らさなければならないのです。

今まで通りの生活を取り戻すために、みなさんは大きな力を持っています。若い世代の人たちが、人との接触を減らすことの大切さを理解して行動に移し、一人一人が周りに発信すれば、必ず社会全体が大きく動きます。

医療関係者をはじめ、大勢の人たちがみなさんの命を守るために全力で新型コロナウイルスと戦っています。その思いを支えるためにも、みなさんの力が必要です。

大切な家族、友人、自分自身をウイルスから守り、みなさんが主役になる未来を明るいものにするために、ぜひ協力してください。

みんなで心を一つにして、この難局を乗り越えていきましょう。

 

 

令和2年4月24日 船橋市長 松戸徹

 

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